地方創生の方法の一つとして、ご当地調味料の開発があげられます。
では、ご当地調味料の開発において成功するためにはどのようなことが必要なのでしょうか?
今回はご当地調味料開発における成功法則を、いくつかご紹介します。
目次
特産品の魅力が明確
まず1つめの法則として、伝えたい魅力が明確であることがあげられます。
その中でも、3つご紹介します。
こちらは、主に野菜、果物、魚介類などの食材のことを指します。調味料の材料として使い、素材の味を活かしたり、味わってもらうことができます。
こちらは、野菜や果物、魚介類などの食材ももちろんのことながら、地域のソウルフードなどの料理もあげられます。それらに合う調味料を開発することで、よりおいしく食べていただいたり、野菜や果物、魚介類などそのものの消費促進等効果も期待できます。
こちらは食材や料理に限らず、食文化や風習など地域でおすすめしたいものがあげられます。おすすめしたい魅力をネタとして使う、もしくは活かすような調味料を開発することで、地域の内外の人によりその地域の魅力を知ってもらうことも期待できます。
使い方が明確
2つ目の法則として、調味料の使い方が明確であることがあげられます。こちらも、3つご紹介します。
こちらは食材や料理にかける、あるいは混ぜるなどして使っていただくパターンになります。特産品をよりおいしく食べていただくための調味料は分かりやすく、「美味しく食べて欲しい」という思いは伝わりやすいものです。
こちらは、名物料理の味を再現するレシピ等を作成し、味を構成する調味料を作るというものです。地元の味や、伝統の味などを再現する調味料が作れます。地域に埋もれていたマニアックな味を全国に広めたい方にはおすすめです。
こちらは、「キャベツにおすすめ!」「串カツに最高!」など使用方法を提示するものです。「万能ソース」なども良いですが、伝えたい魅力があるなら、思い切って用途を絞り込み、「専用ソース」としてみてはいかがでしょうか?「万能1番」は言えませんが、ターゲットを絞りこむことで「これに関してはどのタレよりも美味しいですよ!見て見て!」と言いやすくなります。。
伝えたいコンテンツが明確
3つ目として、どのようなことを伝えたいかが明確であることがあげられます。こちらは、調味料を開発するにあたって、どのような内容を、買っていただいた人、使っていただく人に伝えたいかが重要になります。こちらも3つほど紹介します。
こちらは、その地域ごとの魅力となる要素や、その地域ならではの雰囲気などがあげられます。お客様に手に取っていただくまでのプロセスもとても重要で、その地域の様子や味が思い浮かぶようなネーミングやパッケージデザインに反映しやすくなります。
こちらはその地域が持つ伝統的な料理や風習などがあげられます。その地域の郷土料理をテーマにした調味料や、その地域ではあたりまえに食べられているソウルフードをテーマにした調味料など、地域の文化や歴史を調味料にのせて発信することができます。この部分があるとWEBサイトでの訴求や売場POPに奥行きが出て、お客様の足を止めていただくことができます。
こちらは、その地域の特産品を指します。特産品そのものがキラーコンテンツの場合はそれを前面に出すのが一番分かりやすかったりします。味やデザインでバリエーションを展開して、その特産品の持つ文化の奥行きを広げるのも良いと思います。ただし、安易に展開するとお客様が離れるのも早いので、①、②のような魅力を伝えられる奥行きについても検討するのが良いでしょう。
つくり手の想いが明確
4つ目は、つくり手、売り手の想いが明確であることがあげられます。こちらは成功させるにあたって最もと言っていいほど重要な内容になります。調味料を開発するにあたって、最終的に使っていただく、食べていただくお客様に対して、どのような想いで作るかが大切になります。いくつか例を紹介します。
「特産品をよりおいしく食べて、健康になってほしい」
「地域の文化や雰囲気などを知ることで、足を運んでもらいたい」
「この調味料で地域の食品をもっとたべてもらいたい」
これらのように、作り手がいれば、その数だけお客様への想いがあります。お客様への想いを明確にして調味料を開発することで、その想いがお客様へと伝わり、より良い効果が生まれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ご当地調味料の開発を成功させるには、様々なパターンがあります。そして、上記のものを参考にする際にも、1つだけではなく、いくつかのものをかけあわせ、なによりもしっかりと芯が通っているものであるとより成功に近づきます。是非参考にしていただき、ご当地調味料で地方創生などをしてみてはいかがでしょうか?
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