調味料のOEMを初めて委託する方はどの企業に任せればいいか選び方が分からない方もいらっしゃるかと思います。

企業の選定基準の一つとして発注のロット数が挙げられます。

OEMを受託する企業では最低ロット数が決まっており、自社が想定している調味料の使い方を踏まえ、最適な企業はどこかを考えなくてはなりません。

この記事では発注ロット数の基本から小ロットで調味料のOEMをするメリットまで解説しています。

「他の企業にお願いしていればもっと費用が抑えられたのに、、」とならないように発注ロット数について確認をしましょう!

 


目次

発注ロット数とは?

まずロット数についてですが、「ロット」は「製造・販売」の単位であり、主に製造業で使われている言葉になります。

同じ条件で製造をした製品のまとまりや、製品を受注、発注する際の最小単位を表すために「ロット」が使用されます。

製品を作成する機械は1度の生産で一つの製品を作成するように設定されていません

生産性とコストを考慮し、販売のために効率的な単位が用いられています。

そのため、工場によって1度の生産で作ることのできる製品の数量や重さである「最小ロット」が異なります。

例えば大手メーカーの場合は全国で商品を販売することが多いため、1度にたくさん生産をした方が生産性、コストの面からも良いことが分かります。

そのため大手メーカーは最小のロット数が大きくなりやすいと考えた方が良いでしょう。

小ロットを希望する場合には自身でどれだけの期間でどれだけの調味料の販売が可能なのかを考えてから製造を依頼しましょう。

 

 

 

 

大ロットと小ロットの違いとは?

①生産までにかかる期間が違う

大ロットと小ロットの1つ目の違いとして生産までにかかる期間が挙げられます。

ロットの大小にかかわらず、生産には一定の設備・人員を要するため、最小ロット~1日の生産可能最大ロットの間であれば、期間にほぼ変わりはありません。

一方、1日の生産可能量を超える大ロットで生産する場合には、まとまった資材確保やスケジュールの調整も必要となるため、納期がかかることを想定する必要があります。

商品がすぐに必要な場合には小ロットでの生産が対応可能な業者を探し、大ロットでの生産を希望する場合には事前に生産のスケジュールを聞くことにより、商品が必要な日程までに生産が可能かを確認しましょう。

 

 

②生産のコストが違う

一度に大量生産をした方がコストを抑えることができるため、大ロットでの注文の方がコストが低くて済みます。

少量を短い期間で生産して欲しい場合には小ロットでの注文が良いと言えますが、調味料を販売・使用する予定が既にある場合には費用の削減のため、大ロットでの注文を検討しましょう。

 

 

小ロットで調味料のOEMをする2つのメリット

費用を抑えて自社の製品開発ができる

小ロットでのOEM生産をすることにより最小限の費用で自社の商品の製品開発が可能です。

OEM生産をしない場合、自社で工場を設け、調味料の開発ができる人材を採用し、製造をするための費用が必要になります。

しかし、小ロットでのOEM生産をすることで初期投資にかかる費用を削減し、小ロットでの注文で自社に合う調味料が何かを模索することができます。

 

 

在庫のリスクを少なくすることができる

小ロットでの発注をすることにより、在庫数を適切にコントロールすることができます。

大ロットでのOEMを依頼すると、思い通りに商品が売れなかった場合のリスクが出てきます。

売上に合わせて少しずつ注文量を調整し、過剰な在庫にならないように調整することができます。

 

 

 

まとめ

小ロット、大ロットなどどのようにOEMを依頼するかは、どれだけの調味料の生産を予定しているかによります。

初期投資を抑えて商品開発がしたい場合には小ロットのOEMを依頼することをお勧めします。

まずは開発したい調味料を伝え、ロット数の相談からしてみてはいかがでしょうか?

 

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